新研究により「乳がん」になる"可能性を上げる食品"として、肉・バター・マーガリン・スイーツに注意喚起
抗炎症食品を摂取する理由とは?
炎症自体は本質的に悪いものではないが、体内に何かが侵入してくると、免疫システムがそれを“侵入者”とみなし、排除しようと反応する。 この反応によって、最終的にはすべてがスムーズに機能するようにバランスを取り戻すのだ。 しかし、炎症が長引き、必要のない時にも体が反応を強化し続けると問題になる。 軽度の慢性炎症につながり、それが健康な細胞にダメージを与えるため、がんなど命に関わる病気の前兆になると専門家は確信している。 そこで力を発揮するのが、抗炎症食品。長期的なダメージを起こす可能性を回避するのに役立つ抗酸化物質や繊維質などパワフルな栄養素を含む食品だ。 「たとえば、新鮮な果物や野菜、豆類、健康に良い脂質をふんだんに摂取する地中海式ダイエットは、抗炎症ダイエットの優れた例で、がん予防のガイドラインと一致しています」とアメリカ癌協会の疫学研究上席科学ディレクター、マージ・マッカローは言う。 彼女は今回の研究に関わっていないが、「さまざまな種類の野菜やフルーツ、全粒、魚に加えて、オリーブオイルやナッツ類も栄養素が豊富です」とアドバイス。
食事をする際に気をつけること
前述したことを踏まえて、食事では次のことを心掛けよう。 お皿の3分の2をデンプン質の少ない野菜や全粒、フルーツで満たし、残りの3分の1をオメガ3脂肪酸が豊富な魚など低脂肪のタンパク質の食品で満たすこと(専門家が認める炎症と闘う食品リストはここから)。 その他に、カストロ=エスピンは、乳がんのリスクを低減するための予防策として、1週間に150分間ほど心臓を拍動させるエクササイズを取り入れ、医師に相談したうえで健康的な体重を割り出すことを提案している。 また、女性の場合、アルコールは1日1杯以上飲まないことも勧めている。 健康的な日々を過ごすために、専門家からのアドバイスをもとに早速実践してみよう。 ※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。
Translation: Mitsuko Kanno From Prevention