【福岡ボート・GⅠ福岡チャンピオンカップ】地元・瓜生正義が22回目GⅠ制覇 次節グランプリへ最高の弾み
福岡ボートの「GⅠ福岡チャンピオンカップ開設71周年記念」は13日、第12Rで優勝戦が争われ、地元の瓜生正義(48)=福岡=がインからコンマ13の好スタートで逃げ快勝。予選トップからの王道Vで今年3月の住之江67周年に続きGⅠ22回目、当地GⅠは2011年11月の九州地区選以来4回目の優勝(通算91V、うちSG11V)。3度目の優勝を狙う次節・住之江GP(17日開幕)へ弾みをつけた。接戦の次位争いは道中で渡辺浩に競り勝った大上に軍配が上がった。 ◇ 次節の住之江で野中和夫、植木通彦(ともに引退)、松井繁、田中信一郎に並ぶ最多GP3Vに挑む瓜生が、大一番を前に最高の形でGⅠタイトル奪取。地元でこれ以上ないほどの勢いとエールと元気をもらった。 「お客さんが多いことは分かっていたし、久しぶりに緊張しました。スタートは少し早いなと思って合わせて行ったけど、それでも先には回れるなと思ったし(1マークは)思いのほか上手なターンでした」 当地SG3Vを含めSG11冠の実績を誇る〝九州の大黒柱〟も自画自賛の絶品ターンでライバルの攻めを封じ込む完勝劇だった。 GPは2年ぶり17回目の出場。「この勢いのまま行きたい。福岡は西山(貴浩)と2人で吉報を届けられれば。黄金のヘルメットを被って帰ってこられるように頑張ります」。選出17位でトライアル1stは6号艇。ただ2回目のGP制覇だった2021年大会では、TR1stから優勝している。今年も全力で頂点へ駆けあがるだけだ。(渡辺宏幸)