富岡西・選手紹介/10 生徒会長と部活両立 末広純平投手(2年) /徳島
<第91回選抜高校野球> 180センチの長身と長い手足から繰り出す変化球で打者を巧みに打ち取る。試合を重ねる度に「投げて抑えるだけが自分の役割ではない」と、素早いバント処理やけん制球など投球以外のプレーにも重きを置いている。 全校生徒を代表する生徒会長。教諭から薦められて迷ったが「頼まれごとは試されごと」という言葉を耳にし、立候補を決意。行事が重なると生徒会活動も忙しくなるが、周囲のサポートもあり部活との両立は順調だ。 全体練習後はチームメートに打席に立ってもらい、投球練習する。「自分が良いと思っても、打者にとっては甘い球の時もある」と新しい気づきを得られるからだ。 エースでチームの中心である浮橋投手の存在が大きく、昨秋の大会は登板がなかった。しかし、いつでも投げられるよう、球のキレや制球力を磨くことが目標だ。「浮橋が打ち込まれてピンチになった時、自分が流れを取り戻すピッチングがしたい」と頼もしい。【岩本桜】