キャサリン皇太子妃、最後のウィンブルドンの試合を終えたアンディ・マリー選手を称える
現在開催されているテニスのウィンブルドン選手権。この夏に引退することを示唆しているアンディ・マリー選手が最後のウィンブルドンとなる試合を終えた。キャサリン皇太子妃がこれまでの活躍に感謝のメッセージを送っている。 【写真】ウィンブルドン選手権2024開幕! 豪華セレブの観戦スタイル
現地時間7月4日(木)にマリー選手は兄のジェイミー・マリー選手と組んで男子ダブルスに出場したが1回戦で敗退。現地時間6日(土)に混合ダブルスに出場する予定だったが、ペアを組んだエマ・ラドゥカヌ選手のケガのために試合は中止に。4日の試合がマリー選手にとっての最後のウィンブルドンとなった。これを受けてウィンブルドンが開催されているオールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブのパトロンを務める皇太子妃がSNSにメッセージを投稿した。
「ウィンブルドンでの素晴らしいキャリアが幕を閉じる。あなたはとても誇りに思っているはずです。みんなを代表してありがとう!」と感謝の言葉を綴っている。Cのイニシャルが添えてあるので皇太子妃個人のメッセージであることがわかる。現在皇太子妃はがんの治療のため公務を休んでいる。いつもであれば皇太子らと共に会場で観戦しているが、今年はまだ姿を見せていない。皇太子妃は例年男女シングルスの後の表彰式に登場、選手たちにトロフィーを手渡している。今回は姿を見せるのか、注目が集まっている。
マリーは4日の試合を終えた後、引退についてコメントした。「とてもつらい。プレーを続けたいが続けられない。身体的に厳しいんだ。ケガが積み重なり、それはどれも小さなものではなかった」とつらい心境を語った。
皇太子妃は以前からマリー選手と以前から親しく、昨年のウィンブルドンではロジャー・フェデラー選手と共にマリー選手の試合を観戦。マリー選手は試合後のインタビューで「今日ここにロイヤルファミリーが来ているのは素晴らしいことだ。それにテニス界のロイヤルもいる」とコメント、2人の応援に感謝していた。また2020年、コロナ渦で選手権が中止になったとき皇太子妃はマリー選手とタッグを組んで、ある小学校にサプライズでプレゼント。マリー選手と一緒にビデオ電話でテニスを学んでいる小学生たちとおしゃべり、選手権が中止になりがっかりしている子どもたちを元気づけた。
ちなみにこのときマリー選手はどうしてテニス選手になったのかと聞かれると「私にとって数少ない得意なことだったから。やっていて楽しかったからだ」と回答していた。彼は間もなく始まるパリオリンピックの英国代表メンバーに選ばれていて、それが最後の試合になると見られている。パリではどんな試合を見せてくれるのか楽しみにしたい。