高木豊さん、阪神の禁煙導入に「理解できる」も「イライラする人の健康は…」ストレスがプレーに影響する可能性を指摘
大洋(現DeNA)、日本ハムでプレーした野球評論家の高木豊さんが、自身のYouTubeチャンネルで阪神・藤川球児新監督が打ち出した禁煙方針について語った。 阪神は11月からチーム活動時や活動場所での全面禁煙を決めた。プライベートな時間や宿舎滞在時は適用されないが、高木さんは「ぶーぶーだろうな、吸う人は」と苦笑い。自身がDeNAでコーチを務めていた時も「DeNAができるだけ吸わないでほしいと。パフォーマンスも落ちるし、スポーツ選手という健康第一でやってほしいと。それは分かる」と理解を示したが、「吸う人たちは大変だったみたい」とキャンプでのエピソードを披露。昼食後に選手が自転車で出かけ、「ずーっと向こうの方に行って、遠くに行って帰ってきて、おまえバレバレだわ」と笑って振り返った。 一方で「もちろん禁煙する、吸わないのが俺は健康にも一番いいし、パフォーマンスを上げるためには一番いいし」と認めつつ、「イライラする人の健康はどうするのかなって」とストレスがプレーに影響を及ぼす可能性に言及。「社会人だから、それはそれとして、自由にしてあげとけばいいのになって少し思う節はある」と持論を語り、「それでやってきた人たちまで取りあげてしまうと、逆にストレスがたまったりだとか、パフォーマンスがそのことによって落ちる可能性だってなきにしもあらず」と指摘した。 「一つの考え方として、藤川監督の考え方は分かるよ。理解もできるしね」としながらも、「たばこ吸ってても長くやった人はたくさんいる」と高木さん。「そこらへんは社会人として、一選手として、大人として見たら、それは君たちが君たちで考えなさないっていう意見の方が自由でいい」と自身の考えを披露した。
中日スポーツ