世界各国はどんな台風情報を発表している?アメリカ・ヨーロッパ・インド・中国・韓国・オーストラリア…半年前から予報を発表する国も 気象庁は進路予想図など台風情報を大幅見直しへ 海外予報も参考に改善目指す
また、台風発生後の情報について、気象庁は「社会の様々な事前の対策や防災対応が効果的に行われるためには、台風の特徴を伝えるきめ細やかな情報を提供するべきではないか」としています。 4日に開かれた第1回目の検討会では、どのような情報を発表すべきかについて、海外の予報機関が発表している台風情報も参考資料として提出されました。では世界各国の予報機関がどのような台風情報を出しているのか見ていきましょう。 数か月以上前からの情報 数か月以上前からの情報として、シーズンの発生数予想や6か月先までの存在頻度を発表している機関があります。 ヨーロッパ中期予報センター アメリカ海洋大気庁 1か月前からの情報 1か月前からの情報として、台風が発生する領域とその確率、または存在確率分布を週別に発表している機関があります。 アメリカ海洋大気庁、ヨーロッパ中期予報センター インド 1週間前からの情報 1週間前からの情報として、多くの機関で台風が発生する領域とその確率、または存在確率分布を半日~数日ごとに発表しています。 アメリカ海洋大気庁 オーストラリア ラレユニオン(フランス) ■世界各国の予報機関 “台風発生後”の進路予想図は 台風経路図(北西太平洋海域) 予報時間は5日先まで、時間間隔は2~3日先まで12時間、その後24時間が多くなっています。進路予報の誤差表示はコーン、風分布の解析・予報は円または4象限となっています。 ※4象限とは4つのエリアにわけてそれぞれについて風の強さなどを表示し、風の強弱に応じて象限の表示の広さが変わって表示されます。 中国 韓国 香港 アメリカ軍合同台風警報センター 台風経路図(他の海域) 予報時間は5日先まで、時間間隔は3日先まで12時間、その後24時間、または5日先まで12時間が多くなっています。進路予報の誤差表示はコーン、風分布の解析・予報は4象限または詳細な分布が多くなっています。 インド アメリカ海洋大気庁 オーストラリア