東京円、145円台後半 日銀総裁の発言巡り神経質な展開
23日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=145円台後半で取引された。朝方は前日の米長期金利上昇などを背景に一時146円33銭まで円安ドル高が進んだが、その後は国会の閉会中審査に出席した植田和男日銀総裁の発言を受け、円を買い戻す動きが強まり神経質な展開となった。 午後5時現在は前日比55銭円安ドル高の1ドル=145円81~83銭。ユーロは36銭円安ユーロ高の1ユーロ=162円13~17銭。 植田総裁は23日、衆院財務金融委員会と参院財政金融委員会の閉会中審査に出席。「金融市場は不安定な状況で、極めて高い緊張感を持って注視していく」と語った。