もやしはダイエットの味方?~気になる効果を栄養面から考察~
節約食材の代表格であるもやし。 「もやしはカロリーが低くて、ダイエットに向いてそうだな」 【画像】もやしはダイエットの味方?~気になる効果を栄養面から考察~ そう考える方も多いでしょう。しかし、栄養面で考えるともやしはダイエットに向いているのでしょうか? そこで今回は、栄養面からもやしのダイエット効果について考えます。オススメの調理方法もお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
もやしはダイエットに向いているのか
結論からいいますと、もやしはダイエットに向いています。なぜなら、もやしはカロリー・糖質共に低いからです。 参考までに他の野菜と比べますと、 もやし:15kcal(糖質1.3g) キャベツ:21kcal(糖質3.5g) にんじん:35kcal(糖質5.9g) 玉ねぎ:33kcal(糖質7g) *100gあたり 上の表のとおり、もやしは野菜の中でもカロリー・糖質が低くダイエットに向いているといえます。
太らないって本当?
もやしはカロリー・糖質ともに低いので、単品で食べるのであれば基本的には太りません。 私たちが太るのは、消費カロリーよりも摂取カロリーが上回るときです。つまりもやしを食べるだけでは、摂取カロリーが大幅に増えないので、太らないといえます。 もしも、あなたがもやしを食べて太ったのであれば、料理や調理方法に問題があるかもしれません。 たとえば、高カロリーな肉や油と一緒に調理すると、摂取カロリーが増えて太る可能性があります。もやし自体のカロリーが低いからといって、もやし料理すべてのカロリーが低いわけではないのです。
もやしがダイエットに効果的な理由
それでは、もやしがダイエットに効果的な理由を栄養面から解説いたします。 ●食べすぎを抑える食物繊維 食物繊維は水に溶けにくい不溶性食物繊維と、溶けやすい水溶性食物繊維があります。 そしてもやしに多く含まれるのは、不溶性食物繊維です。不溶性食物繊維を含む食材はよく嚙まないと飲み込めないものが多いため、早食いや食べすぎを防止できます。 また、不溶性食物繊維は腸内で便のカサを増やし、腸壁を刺激して便通を促します。便秘を解消して腸内環境を整えるとダイエットに効果的です。 なお、水溶性食物繊維は消化吸収のスピードを遅くする働きがあります。 ●運動の疲労回復にアスパラギン酸 ダイエット中は運動が欠かせないですよね。そして、運動する際の疲労回復効果を期待されているのが、もやしに含まれるアスパラギン酸です。アスパラギン酸はアミノ酸で、エネルギー代謝などに関わります。 もやしを食べることで、疲労回復がはやくなりダイエット中の運動効率をあげる可能性があります。 ●むくみを解消するカリウム カリウムは体内の余分な塩分(ナトリウム)を排出する働きによって、むくみを解消します。むくみを解消すると、体の余分な水分がなくなるので体重や見た目がスッキリとしますよ。