コメダの新業態「コメダイズ(KOMEDA is □)」が色々凄かった知る人ぞ知る「ヴィーガン対応」カフェの驚きの実態とは?
オーツオーレはコーヒーをオーツミルクで割ったカフェオレ。オーツミルクはオーツ麦由来の牛乳の代替品ですが、牛乳とは明らかに違う独特の麦の味がしますが、コーヒーとの相性も悪くない。 もともとコメダのコーヒーはコーヒー自体の味が強めなので、オーツミルクと合わせても負けず、コーヒーのおいしさを楽しめます。トーストには小倉あんをトッピングして、甘党にはたまらない贅沢モーニングをキメました。 ■1店舗だけながら、気合いみなぎる一等地の旗艦店
「コメダ珈琲店」は、スターバックス、ドトールにつぐ業界第3位、975店舗の大規模カフェチェーンです。そのなかでプラントベースのメニューが食べられるのは、「コメダイズ」の1店舗のみ。なのにめちゃくちゃ本気です。ガチなんです。 1店舗しかないのに、そのお店のためだけに開発され、生産されるメニューたちと、明らかにお金のかかったコンセプチュアルな店舗設計。さらには専用のロゴに、専用の食器、専用のホームページ、プロが写真撮影をしていると思われる、気合いの入った専用Instagramアカウントなどなど……。
店舗を構える場所は銀座と築地の中間地点である東銀座。人通りは銀座や築地ほど多くはないものの、両方からアクセスできる絶妙な立地です。つまり気合いがみなぎっています。 ■「コメダイズ」はコメダからのメッセージ しかもプラントベースとはいえ、食べたものはすべてきちんとおいしく、コメダならではのサイズ感も維持されているところに、コメダらしさもきちんと残しつつで、「なんか絶妙だよなぁ」と関心しきり。今までとの違いを見せつつ、ファンをしっかり満足させてくれます。
【画像】コメダの新業態「コメダイズ」の「700円モーニング」の画像をもう一度見る(16枚) 筆者は「スタバが若者に支持されるのに対して、コメダ珈琲店っておじちゃんおばちゃんがゆっくりするための店」というイメージを持っていたのですが、「コメダイズ」では、ヴィーガンやサステナブルという、最先端のコンセプトを提示してくることで、「俺たちそれだけじゃないぜ! これからもいい意味で裏切るぜ!」というコメダからのメッセージを受け取ることができた朝でした。
編集部注:本記事に登場するメニューの価格は、すべて取材時点のものです。昨今の円安、原材料高騰などの影響を受けて価格が改定されている可能性があります。また、店舗によってモーニングの値段・内容は異なる場合があります。
大木奈 ハル子 :ブロガー・ライター