【弥彦競輪・GⅠ寬仁親王牌】後藤大輝がGⅠ初勝利、岸和田合宿で得たもので福岡勢を再建だ
<19日・弥彦競輪・3日目> 後藤大輝がGⅠ初勝利を挙げた。3日目3R、後ろ攻めから赤板で浮上し、そのまま抑え先行。「1番車だし前を取りたかったが、雨で失敗。でも落ち着いて後ろから抑えた。前に出たら、もう誰も出さないつもりだった」と、気持ちで負けていなかった。 打鐘で上がってきた新村穣は番手の中川誠一郎のヨコでストップ。直線では捲って迫った吉田有希を振り切った。「A級からやってきたスタイルで1着が取れたのは良かった。うれしいです」と声を弾ませた。 「直前に岸和田で古性(優作)さん、寺崎(浩平)さんらと5日間合宿。ためになることばかりでした。これを久留米に持ち帰って、みんなで強くなりたい。GⅠはやはり、層の厚い地区が強いですから」。今回の福岡勢は、GⅠ2回目の後藤と初ビッグの原井博斗だけ。非常事態とも言える。この危機を救えるのは、この若者に違いない。 ▼5R(後藤大輝) 最後も押し切りで連勝。3―9=124、3―4―1278。 ▼10R(松谷秀幸) 直線の伸びは上々。北井が逃げれば今節3勝目へ。9―137―1237、9―1―4。