テン・ハグ切りのユナイテッドがスポルティングCP監督に白羽の矢 違約金16.5億円を支払う意思
マンチェスター・ユナイテッドに新監督招へいの動きだ。 今季からジム・ラトクリフ共同オーナーの『INEOS』グループが運営に携わり、心機一転のユナイテッドだが、3年目の指揮を託されたエリク・テン・ハグ監督のもとで振るわず。ヨーロッパリーグ(EL)の3試合で3引き分けという結果もさることながら、主戦場のプレミアリーグでも9試合で早くも4敗を喫し、14位に落ち込む。 27日のウェストハム戦も敗れ、上向く兆しが見えてこないユナイテッドはここで決断し、試合翌日にテン・ハグ監督の即時退任を発表。事実上の解任となり、テン・ハグ監督のもとでアシスタントコーチだったルート・ファン・ニステルローイに暫定的な指揮を託す旨も明らかにし、クラブOBのもとで再出発を図る。 ただ、ユナイテッドはファン・ニステルローイ暫定体制を「新監督が決定するまで」と念押ししており、イギリス『The Athletic』いわく、水面下で日本代表MF守田英正も所属するスポルティングCPのルベン・アモリム監督(39)に白羽の矢。アモリム監督本人はこの話を受ける用意があるとの情報もあるという。 リバプールもこの夏にアルネ・スロット監督を招へいするまで次期監督候補として注視したアモリム監督を巡っては最近、ジョゼップ・グアルディオラ監督に今季限りでの退任が騒がれるマンチェスター・シティ行きの噂も。そのなか、ユナイテッドも新監督の本命としてすぐに動きを起こした模様だ。 現役時代にポルトガル代表でも活躍したアモリム監督はカーザ・ピア、ブラガで指揮官経験を積み、2020年3月からスポルティングCPへ。2020-21シーズンと昨季のプリメイラリーガで優勝に導き、今季もここまでトップを走らせる。 なお、スポルティングCPから引き抜く上で1000万ユーロ(約16億5000万円)の契約解除金がかかってくるが、ユナイテッドは支払う意思ありとも。後任にブレントフォードのトーマス・フランク監督らも浮かぶユナイテッドだが、いかに。
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