金メダルまで共に歩んだ父とはけんかが絶えないレスリング藤波朱理 原因はまさかの「味が濃い」
◇パリオリンピック2024 レスリング女子53キロ級決勝(大会14日目=日本時間9日 シャンドマルス・アリーナ) 【画像】日本のメダル獲得数は?大会15日目時点での獲得状況 レスリング女子53キロ級で金メダルを獲得した藤波朱理選手が、試合後の心境を語りました。 4歳でレスリングを始めてから、一番近くでコーチとして支えた父・俊一さんへの思いを聞かれると、「喜びの瞬間を一緒に分かち合えてよかった」と話しました。そんな父親とは「けんかすることも多くあるんですが一緒に乗り越えてつかめた金メダルだなと思います」とささいなことでけんかをよくしたと明かします。内容は「料理作ってくれたときがあって、それの『味付けが濃かった』って言ったことはありました」と照れながら話しました。 また、3月に練習中に肘の脱臼をし、手術をしたことについては、「オリンピックに間に合わなかったらどうしよう、何でこの時期にしてしまったんだなどとネガティブな気持ちになってしまう時もありました。でも今となって言えるのは、この経験というのは、夢を叶えるこの瞬間をより輝かせてくれるための時間だったのだと思います」と振り返りました。 最後に、4年後のロサンゼルスオリンピックに向けては「パリオリンピックを経験して、自分はもっと強くなれると思いましたし、もっともっと強くなりたいという思いも出てきました。まずはしっかり休んで、ロスで新しい強い藤波朱理を見てもらえるように挑戦していきたいです」と意気込みました。