阪神2軍は大山が降格後初ヒット 和田2軍監督「良い状態に近づいていっている」ゲラも1回無失点
◇ウエスタン・リーグ 阪神1―0オリックス(2024年6月12日 鳴尾浜) 阪神2軍はオリックスに勝利した。 大山悠輔内野手(29)が2軍降格後初安打を放った。「4番・一塁」で先発出場。初回2死一塁で、オリックス・芦田の6球目、真ん中に入った143キロ直球を中前にはじき返した。 また同じく5日に登録抹消となっていたゲラが7回に2番手で登板。先頭のトーマスを空振り三振、河野を一ゴロ、最後はT―岡田をニゴロとし、1回を三者凡退とした。 以下、和田監督の一問一答。 ―大山が安打。打席にどんどん立って調整か 「もうそれしかない。あとは勝負勘とかそういうところをね。ヒットは別として、スイングはしっかりできているので、あとは体のキレをもう一回、勝負勘というところを取り戻して。2打席目の見逃し三振なんか、読み違えとかではないけれど、そこらへんのところがもう少し手が出るようになると。もちろん大山の考えがあって、別の球種に絞っていたかもしれないけれど、あそこらへんの勝負勘であったり、反応であったり。これは打席に立たないといけないので。ここ1週間くらいずっとしっかり走って、打ち込んで守備をやって、体はしっかりしつつあるのでね。そういうところを数多く打席に立ちながら一つずつクリアしていく。でも昨日も今日も内容的にはそんなに悪くないと思うので、良い状態に近づいていっているのではないかな」 ―守備にもついた 「まあまあ、段階を踏んでっていうことで、昨日はDHだったけれど。守備につけないでいるわけではないからね。故障してるわけでもないし。基本守備にはつけるんだけど、しっかり段階を踏んで、まずはバッティングっていうことでね。それでもうあそこもクリアして、あとはゲームの体力、スタミナっていうところもね、取り戻さないといけないし。そこはやっぱりDHだけではなかなか難しいんで、やっぱり守って、走ってって、最後はやっぱりフル出場するくらいの感じになってこないと」 ―秋山が今季最長イニング 「いろんなボール駆使して、スピード出なくても、ぶつかって、若い選手の見本になるようなピッチングだったし、ゲッツーをとりたいときにはそこに打たすという配球。これはバッテリー、キャッチャーも伴ってのことなんだけど、今日はそういうところも素晴らしかった」 ―ゲラも実戦登板 「1軍の試合も見てたし、こっち来てのブルペンでもそんなに悪くなかったけど、スライダーの制球というところでね苦しんでいたかなというところがあったので。今日はスライダー中心とは言わないけど、しっかり使いながらストライクゾーンで勝負できていて、追い込んだらボールゾーンで空振りを取るという本当に理想的なピッチング、配球を見られた。疲れもとれてきただろうし」 ―登板を増やしていく 「あれ以上イニングを増やしたりというところはもう彼の持ち場とは違うようになってしまうので、戻った時のことを考えながらやっていきます」 ―門別は昨日アクシデントか 「問題ないということなので、様子を見ながら。背筋というか、どこっていうあれじゃなくて。無理はさせないように、少し感覚を開けながらまた次の登板に向けてね」