学校の「給食費」を払わないと「児童手当」から徴収される!? 未納だと子どもは給食を食べられないの? 給食費について解説
給食費を援助する仕組みがある
経済的事情などで給食費を支払えない家庭には、自治体の就学援助制度を使った給食費の援助が行われています。就学援助制度とは、収入が少ない家庭や急な失業で家計が苦しい家庭などを支援する制度です。 千葉市では、就学援助制度の対象となった家庭の給食費は、教育委員会が実費を負担します。 総合すると、給食費が払える家庭からはしっかり徴収した上で、生活が苦しい家庭の子どもも安心して学校給食を食べられる仕組みができているのです。
給食費を無償化する動きも拡大中
給食費を無料にする自治体も少しずつ増えてきています。給食費を無料にすることで、児童・生徒が平等に食べられることに加えて、給食費未納徴収に関する自治体職員の負担が減ったというメリットもあるようです。 また全児童・生徒が難しくても、第3子以降は給食費を無償化する自治体もあります。自治体の財政的な負担は決して小さくありませんが、こういった取り組みが全国に広がり、学校に通うすべての子どもが平等においしい給食を食べて、健やかに育つ社会になることを願うばかりです。 出典 千葉県教育委員会 令和5年度学校給食実施状況等調査 第3表 学校給食費状況 千葉市 就学援助制度 執筆者:浜崎遥翔 2級ファイナンシャル・プランニング技能士
ファイナンシャルフィールド編集部