ラグビー【関東大学リーグ戦】大東大が開幕3連勝! 法大は後半関東学大を突き放す。
第2試合では、今季2部から昇格した関東学大が法大に挑んだ。開始5分に法大が敵陣に攻め込んだが、WTB山川誠人が22メートルライン付近でパスをカット、そのままゴールラインまで走り切って先制。その後も法大が2度にわたりゴール前ラインアウトのチャンスに、関東学大の粘りのディフェンスの前に得点できず。 すると28分、関東学大は中央付近のラインアウトからCTB松元陸が大きくゲインラインを突破、ゴール前まで攻め込むと法大はたまらずオフサイドの反則。相手ディフェンスが揃う前にNO8丸尾瞬がチョン蹴りでリスタート、一人タックルをかわして左隅に持ち込み14-0とリードを広げた。 これに対し法大は、32分に相手陣ゴール前でPKを得ると、タッチに出さずFWのサインプレーを選択。HO花澤祐太がチョン蹴りから持ち込み、ディフェンスのカベを突き破ってインゴールに持ち込んだ。さらに前半終了間際にはゴール前で得たPKでスクラムを選択、一気に押し込んで関東学大のスクラムを粉砕しペナルティトライで14-14の同点とし、前半を終えた。 後半に入り、FWの勢いが出た法大がPG2本で20-14と勝ち越すと、18分にはラックサイドを突いてNO8宮下晃毅が飛び込み27-14とし、26分には途中出場のLO三浦幹太が相手陣でスピードに乗ってボールをもらうとそのままディフェンスを振り切りゴール下まで持ち込み、一気に突き放した。終了間際にもWTB小林雅治のトライを加え、39-14でノーサイド。 開幕から3連敗となった関東学大、由比藤聖共同主将は、「セットプレーが安定せず、反則も多く、東海大戦、流経大戦と同じ負け方をしてしまった」と悔しさをにじませ、榎本淳平監督代行は「反則の数(17)は、過去記憶にないくらいの数。課題のセットプレー、規律のところは残りの試合で何とか修正していきたい」と巻き返しを誓った。 後半突き放し、2勝目を挙げた法大、金侑悟キャプテンは、「前半風上だったが、自分たちのミスでトライを取り切れず、苦しい時間が続いた。ハーフタイムでボールをキープしてアタッキングラグビーにつなげることを確認し、後半、勝利につなげることができた」と試合を振り返り、「法政は伝統の低いタックル、前に出るディフェンスというのがあるが、まだ失点してしまっているので、ディフェンス面が今後の課題」と表情を引き締めていた。 <次戦日程> ・10月13日(日)大東文化大 vs 関東学院大@関東学大ギオンAP ・10月13日(日)法政大vs 立正大@法大G