【Q3】彼女から「足が臭い」と言われます……
夏になると、俄然気になる体のニオイ。いつの間にか“スメハラ男”になっていたなんて、さわやかオヤジの風上にも置けません。そこで、ニオイ問題を解決してもらおうと、「銀座ケイスキンクリニック」の慶田朋子院長を頼りました! 真夏のさわやかオヤジの作り方
A.素足で靴を履かないこと。1日1回は足を洗いましょう
じめっと蒸し暑い日本の夏、悩ましいのがニオイ問題。さわやかオヤジたるもの、きちんとケアして、女子ウケNo.1の清潔感をキープしなければと、「銀座ケイスキンクリニック」院長の慶田朋子先生に、ニオイの原因と対策をうかがいました。
Q.彼女から「足が臭い」と言われます……
── どうして足は臭くなるのですか? 慶田先生(以下先生) 人間の体の中で面積あたりの汗腺が一番多いのが手のひらと足の裏で、そもそもすごく汗をかきやすいんです。手のひらは常にオープンでこまめに洗うと思いますが、靴や靴下を履いている足はどうしても蒸れますよね。そこで、大量の汗が皮脂や古い角質を分解する過程で、イソ吉草酸や酢酸という成分を発生させ、独特のツーンとしたニオイになるんです。
── うわぁ、素足にローファーとかすごく臭そうです。 先生 一日中靴を履いていると、足が蒸れてニオイも生じやすいです。裸足で靴を履くと余計蒸れるので、靴下を履くほうがいいですね。また垢が溜まっている状態=細菌が分解する材料が多い、ということ。1日1回は足の指の間や爪の裏などまで、きちんと洗いましょう。毎日同じ靴を履かないことや、履いた靴はしっかりと乾燥させるのも大切です。 ── 足に限りませんが、男性のニオイには同性より女性のほうが敏感な気がします。
先生 どうでしょうね。本能的によいニオイと感じる体臭の持ち主とは、遺伝子的にも相性がいいという研究もありますし、女性のほうがニオイで相手を見極める能力に長けている可能性はありますよね。 また最近の研究では、イソ吉草酸のニオイには、40代男性よりも20代女性のほうが敏感なことがわかっています。若い娘さんが「お父さんの足が臭い」とよく言いますが、実際に感じているということですね。