大きな翼広げ、流氷に集う オオワシ、北海道・知床沖
世界自然遺産の北海道・知床を望む羅臼町沖に、ロシア極東から越冬のため飛来した国の天然記念物オオワシが集まっている。1日は流氷の上で朝日に照らされて大きな翼を広げたり、羽を休めたりする姿が見られ、観光船の乗客らは夢中になって撮影していた。 船は羅臼港を出発し、約10キロ沖合の流氷帯へ。翼を広げると2メートル以上にもなるオオワシのほか、希少なオジロワシも流氷の上に集まり、船から投げられた餌をついばむ様子などが間近で見られた。 熊本市中央区から訪れた林田京子さん(77)は「迫力があり、格好良かった。まるで絵のような景色ですごくきれい」と感動した様子で話した。