今中慎二さん、プライベートでのゴルフコンペで集まった義援金を能登半島豪雨被災者支援へ寄付「少しでも役に立てば」
中日OBで本紙評論家の今中慎二さん(53)が12日、名古屋市の日本赤十字社愛知県支部を訪れ、9月の能登半島大雨災害で被災した人たちの支援に役立ててもらおうと、12万4000円の義援金を同支部の中角竜二事務局長に手渡した。 プライベートでのゴルフコンペで集まったチャリティー基金だという今中さんは「1月の地震も含めて能登半島の人たちは苦しい思いをしている。何か役に立てないかと思っていた。単なる仲間内のコンペでも、みんなで集めたお金が義援金になれば、そのコンペに意味が出る。これからも続けたい」と話した。 1993年の沢村賞など中日のエースとして活躍した今中さんは現役時代、石川県内での公式戦は4試合に登板。通算1勝1敗で、年間14勝をマークした96年7月10日のヤクルト戦(金沢)では8イニング1失点で9勝目を飾っている。「石川県の人たちの声援は温かかった思い出がある。恩返しというほどの額ではないが、少しでも役に立てば」と話していた。
中日スポーツ