いつまで働けばいいのか…【65歳以上・貯蓄額一覧表】平均は2000万円超も実態とは
総務省「2020年基準 消費者物価指数東京都区部 2024年(令和6年)1月分(中旬速報値)」によれば、生鮮食品を除く総合指数は前年同月比で1.6%増でした。 【一覧表・グラフ】65歳以上世帯「貯蓄額」と「厚生年金と国民年金」平均月額はいくら?「月の生活費」項目ごとに詳しく見る! 項目別にみれば菓子類11.3%、乳卵類12.0%、家事用消耗品11.7%など幅広い分野で値上げが続いており、具体的にはトイレットペーパー15.9%、 調理カレー18.9%、ペットフード(キャットフード)32.1%などさまざまな面で家計を圧迫しているでしょう。 特に60歳代で悩ましいのは「いつまで仕事を続けるのか」ということ。 60歳代でリタイアを考えるかたも多いと思いますが、社会情勢の影響による物価高をみると、「いつまで働けばいいのか」「元気なうちは働き続けないと」と悩ましいところでしょう。 では、実際に65歳以上でリタイアしている人はどれくらい貯蓄を保有しているのでしょうか。65歳以上・リタイア世帯のお金事情を紐解きます。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
65歳以上・無職世帯「貯蓄額」の平均と中央値はいくら?
一般的な年金受給開始年齢は65歳からですから、「65歳から仕事を辞めよう」と考える人もいるでしょう。 ではまず、世帯主が65歳以上の貯蓄を総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2022年(令和4年)平均結果-(二人以上の世帯)」をもとに見ていきましょう。 総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2022年(令和4年)平均結果-(二人以上の世帯)」によると、「世帯主が65歳以上の二人以上世帯」の貯蓄現在高は次のとおりです。 ●65歳以上の二人以上世帯の貯蓄額一覧表(平均・中央値) ・平均:2414万円 ・貯蓄保有世帯の中央値:1677万円 ・100万円未満:7.8% ・100~200万円未満:3.4% ・200~300万円未満:3.2% ・300~400万円未満:3.5% ・400~500万円未満:3.3% ・500~600万円未満:3.5% ・600~700万円未満:2.8% ・700~800万円未満:2.6% ・800~900万円未満:3.4% ・900~2000万円未満:2.4% ・1000~1200万円未満:6.1% ・1200~1400万円未満:4.4% ・1400~1600万円未満:3.7% ・1600~1800万円未満:4.2% ・1800~2000万円未満:3.2% ・2000~2500万円未満:8.3% ・2500~3000万円未満:6.3% ・3000~4000万円未満:10.0% ・4000万円以上:17.9% 65歳以上の貯蓄は平均で2414万円でした。 2000万円を超えてはいますが、より実態に近い中央値をみると1677万円まで下がっています。 また、分布を見ると貯蓄100万円未満~4000万円以上まで、世帯差の大きさがわかります。 では、65歳以上・無職世帯の平均貯蓄額を確認しましょう。 65歳以上でリタイアした世帯の平均は2359万円で、2019~2022年まで上がっています。 ただし、先ほどみたように世帯差が大きいため、貯蓄ができていない世帯もあると考えられるでしょう。