1日の思考の80%がネガティブなこと!? 「自分に優しくなる」3つの方法
「“自分を大切に扱う、セルフケア”という言葉を何度も聞いたことがあると思いますが、自分が思っている以上に、私たちは自分を厳しく扱っています。朝目が覚めた瞬間から、今日のやるべきリストを考え始め、いつもの日常業務、目に入るニュースや情報、家族、友人、恋人、子供、自分のことなどについて止まることなく、思考し続けながら1日を過ごしています。2005年の米国国立科学財団によると、平均的な人は 1 日に 12,000 ~ 60,000 回の思考を行い、そのうちネガティブな思考が80%なんです」とヘルスコーチのAYUMIさん。今回は自分に優しくなる方法についておしえてもらった。 【写真】マイナス思考を克服する「8つの方法」 ▼AYUMI NYの栄養学校にてホリスティックヘルスコーチの資格を取得、栄養指導者として女性たちの人生向上をサポート。世界100種類以上の食事理論、ライフスタイル、文化に精通する経験から、個人カウンセリング、企業プログラム、商品企画、など多方面で活躍中。
ネガティブな思考が生むセルフトーク
セルフトークとは、自分自身に向けた考えや話。脳の中でのひとり言を言い続けたり、声に出して言うこともあります。これらは自分が信じていることや、自分の視点、態度、これまでの経験から思考した結果生まれているものです。繰り返しネガティブな思考をしていると、頭の中で繰り広げられるセルフトーク(自分への一人独り言)はこのようになります。 ・批判的になる( あの人は幸せそうで私はいつも辛い。不公平! ) ・諦める( 私が愛されるなんて想像できない ) ・意地悪になる( 私には絶対できるわけない ) ・疑う( どうせ失敗するのに、やる意味あるの?」) ・判断する( 大変そうだし私には無理だろうな) ・ネガティブで反復的な思考が与える影響 上記のようなネガティブで反服的な思考を繰り返すと、ストレスの増加に直結します。 不安や緊張、イライラした怒りにより交感神経が高まり、自律神経のバランスを乱すからです。また何かを挑戦しようとする意欲が下がり、自分にはできない、愛されないと言い聞かせることによってそれらを信じるようになり、人間関係においても本来の自分を表現することが難しくなっていきます。不安から相手とつながろうとしたり、周りの人の顔色を伺って意見が言えなくなったり、良い環境、関係に恵まれていたとしても、“いつか悪いことが起きるのでは”と心配し続けることになります。 それは精神的な疲労を生むだけでなく、夜眠れなくなったり、砂糖や炭水化物を過度に摂取したり、アルコールの量が増え、体重増加や生理不順、PMSの増加、頭痛や便秘を引き起こすことにもつながります。