ドラギッチの引退試合に出場したクリス・ボッシュ「ヨーロッパからオファーがあった」
2003年のドラフト1巡目4位でトロント・ラプターズから指名されたクリス・ボッシュは、211センチ106キロのパワーフォワード兼センターとして2003-04から2015-16までNBAで13シーズンをプレーしてきた。 【動画】ボッシュがヒートで決めてきた好プレー集はこちら! ラプターズでオールスターの常連となり、2010年夏のサイン&トレードでマイアミ・ヒートへ移籍した男は、レブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)、ドウェイン・ウェイド(元ヒートほか)と“スリーキングス”を形成。ヒートは2011年から2014年まで4年連続でイースタン・カンファレンスを制し、ボッシュは主軸の一角として2012、2013年の2連覇に大きく貢献。 ただ、肺血栓のため2016年2月を最後にコートへ立つことができずに現役を引退していただけに、8月25日(現地時間24日)にスロベニアのリュブリャナで行われたゴラン・ドラギッチ(元ヒートほか)の引退試合“Night of the Dragon”へボッシュが出場したことは驚きとともに報じられた。 その試合後、メディアとの取材に応じたボッシュは、現役引退を前にヨーロッパのクラブからオファーがあったことを明かした。 「実際にヨーロッパからいくつかオファーはあった。でも引退する時だったんだ。家族を連れてどこかへ行く状況ではなかった」 「あの時、私には幼い子どもたちがいたんだ。前へと進み続けるサインだと受け取った。ただ、いくつかオファーがあったんだ。ギリシャじゃなかった。スペイン、フランスからだった」 最終的に、ボッシュはヨーロッパでプロバスケットボールキャリアを続けることはなく、2019年に現役引退を決断。それでも、2021年にバスケットボール殿堂入りを飾ったほか、背番号1がヒートの永久欠番になっているのだから、NBAでビッグマンとして素晴らしいキャリアを送ったと言っていいだろう。
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