マカオが中国の2025年「東アジア文化都市」に選定
マカオ政府社会文化司司長事務所(GSASC)は6月3日、審査を経てマカオが中国の2025年「東アジア文化都市」に選定されたことを明らかにするとともに、東西文化が出会い、国際交流が盛んなマカオの強みを活かし、東アジアにおける文化・観光交流と協力を一層深め、世界に向けて中国の魅力を発信していくとの声明を発表。 マカオ政府は2025年東アジア文化都市への申請に向けて、都市建設及びイベント準備を担う特別チームを編成して準備を進め、一次審査及び抜き打ち現地視察等の経て中国の最終候補6都市に選出され、5月10日に北京で開催された最終審査で東西交流とアジアの融和をテーマにしたプレゼンテーションを行い、1位で通過したという。 日本の文化庁のホームページ掲載情報によれば、東アジア文化都市は、日中韓文化大臣会合での合意に基づき、日本・中国・韓国の3か国において、文化芸術による発展を目指す都市を選定し、その都市において、現代の芸術文化や伝統文化、また多彩な生活文化に関連する様々な文化芸術イベント等を実施するもので、東アジア域内の相互理解・連帯感の形成を促進するとともに、東アジアの多様な文化の国際発信力の強化を図ることを目指し、東アジア文化都市に選定された都市がその文化的特徴を生かして、文化芸術・クリエイティブ産業・観光の振興を推進することにより、事業実施を契機として継続的に発展することも目的とのこと。 東アジア文化都市は2013年に始まって以降、これまで毎年日中韓から各1都市が選定されてきた。今後、今年(2024年)9月に日本で行われる日中韓外相会議に合わせて各国の選定都市への選定証書授与式が予定されており、マカオ政府として参加の準備を進めるとした。