新作映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』福田己津央監督「僕としては20年ではなく2、3年くらいしかたってない気持ち」
■発表は2006年、ついに......公開! とうとう......とうとう"あの続き"が見られるっ!! 【画像】今作の主人公であるキラ・ヤマトほか 「ガンダムSEEDシリーズ」完全新作の映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』が、いよいよ1月26日から公開される。 テレビアニメとして2002年10月から1年間放送された『機動戦士ガンダムSEED』。そして04年10月から1年間放送された続編『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』。 そんな「SEEDシリーズ」の劇場版製作が発表されたのは06年のことだったが、紆余(うよ)曲折ありテレビシリーズから約20年たっての公開となったのだ。 そこで「SEEDシリーズ」の福田己津央(みつお)監督に、公開直前インタビューを敢行! ■『SEED』放映当時の批判&絶賛の印象は? ――間もなく劇場版が公開されますが、まず現在の率直な気持ちをお聞かせください。 福田 不思議な感覚というか、本当にやるのかな、っていう気持ち(笑)。それと僕としては20年もたっている感じはなくて2、3年くらいしかたってないくらいの気持ちでがんばって作りました。 ――1作目『SEED』が放送されていた当時、序盤ではファンたちから「『機動戦士ガンダム』そのままじゃないか?」といった評価も多かったものの、ストーリー中盤以降の超展開などがきっかけで、大絶賛へと変わっていきました。当時の心境は? 福田 特に気にしていませんでしたよ(笑)。「ガンダム」の名前を冠していますし、初代からのファンが多いですから。新作には必ずそういう声が出てくるのは当たり前という認識でしたね。周りからネットの声は見るなって言われていたんで、実は途中から評価が変わっていたってことは、当時知らなかったんですよ。 後々にDVDの売り上げ枚数がすごいことになっていると聞いて、売れてるんだというのは知りましたが、『SEED』が終わった後も、そこまで大ヒットしたっていう実感はなかったです。 ――「SEEDシリーズ」が「ガンダム」全体の"中興の祖"となり、この20年間で『機動戦士ガンダム00(ダブルオー)』や、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』といったほかの人気作も誕生しています。福田監督はご覧になっていますか?