「負ける前の自信を今持てるか分からない」阿部詩がパリ五輪を振り返る 敗戦後の“おにぎり”は「味わいながら…」
阿部詩選手がパリ五輪・柔道女子52キロ級の激闘を振り返りました。 東京五輪で金メダルを獲得した阿部選手は、今回のパリ五輪でも金メダルを目標としていましたが、柔道女子52キロ級の2回戦でまさかの敗退。 【画像】パリ五輪・柔道日本勢の結果一覧 試合のダイジェストを見た阿部選手は、この映像を「今初めて見ました」と一言。 さらに対戦相手に関して「すごい強い選手で、最近すごく調子が良く上がってきた選手だったので、本当に集中しながらやっていたんですけど」とコメントし「投げられる瞬間の前に、自分の中で“いける!”っていう体勢に一瞬入って、足を出したときに後ろに来たので…本当に一瞬でした」と試合を振り返りました。 技を決められた時の思いを「ショックというより、何が起こったんだと、すぐに理解はできなかった」と語った阿部選手。 再び対戦するとしたらどう感じるか問われると「やっぱり“負ける前の自信”っていうのは今持てるかと言われるとよく分からない状況にはいるんですけど、でもここからしっかり自信をつけて。戦うときは怖いと思いますけど、その恐怖に勝った時に成長できると思って戦いたい」と今の思いを口にしました。 その後、話題は“おにぎりを食べていたシーン”に。敗戦後に大号泣しながら会場を後にした阿部選手は、その後、兄・一二三選手の試合会場に姿を現しました。中継カメラがとらえたのは一二三選手の応援のためにスタンドに集まった家族に囲まれて、泣きはらした様子でおにぎりを頬張る阿部選手の姿でした。 阿部選手は、この時どういう会話をしていたか聞かれると「あまり覚えて無くて。多分おにぎり食べるのに集中してたと思うんですけど。結構集中して、味わいながら食べていたので(笑)」と説明。阿部選手らしい無邪気なコメントで笑いを誘いました。 (8月17日放送の日本テレビ『Going! Sports&News』を再構成)