ソフトバンク先発の石川柊太「ネガティブに考えがちな性格」というが…六回途中1失点の好投
プロ野球の「SMBC日本シリーズ2024」第4戦は30日、みずほペイペイドーム福岡で行われ、DeNAがソフトバンクを5―0で破って2連勝し、通算2勝2敗のタイとした。第5戦は31日午後6時から同球場で行われる。先発投手はソフトバンクが大関、DeNAがジャクソンと発表された。 【写真】7回無死、宮崎にソロ本塁打を打たれた尾形（30日）＝秋月正樹撮影
過去に4度の日本シリーズを経験し、4勝負けなしの成績を残してきたソフトバンク先発の石川は、持ち味を発揮する投球を見せた。それでも、打線の援護に恵まれず、黒星を喫した。
自身はネガティブに考えがちな性格だという。不安と向き合いながら臨んだマウンド。代名詞のパワーカーブやカットボールをうまく操り、DeNA打線を翻弄した。
悔やんだのは、四回のオースティンへの1球だ。甘めに入った球を右翼テラス席に運ばれ、「しっかり投げきっていれば、結果は違ったと思う」と振り返った。
六回途中まで投げて1失点。小久保監督は「久しぶりの登板で、あれだけ投げたら立派なもの」と語った。今季レギュラーシーズンでは中継ぎでも投げてきた右腕は「いろんな可能性を自分の中で持っておく」と、再度の登板に備える構えだ。（渡辺直樹）
