【ヤクルト】8戦ぶり2桁安打、連敗4でストップ「こういう打線のつながり非常に大事」高津監督
<ヤクルト6-1阪神>◇29日◇神宮 湿っていた打線が復調の兆しを見せた。ヤクルトが阪神に10安打、6点を奪い、連敗を4で止めた。 開始早々からエンジン全開だった。初回。先頭の丸山が四球を選ぶと、前日28日に1軍登録され即スタメン起用の2番・宮本が期待に応え右前にはじき返し、無死一、三塁に広げた。3番・オスナは三塁線を抜ける適時二塁打で先制点を奪取。さらに村上、サンタナの中軸がきっちり走者をかえし、2点を追加。3回には1死一、二塁と得点圏から、村上、サンタナ、長岡の3連打で2点を加えリードを広げた。 阪神に1点をかえされた直後の5回には、村上が得意の逆方向へと運ぶ15号ソロ。富田の直球をきっちり捉えてアーチを描き「コースに逆らわず、しっかり押し込めました」と阪神を突き放した。2安打2打点と攻撃をけん引した主砲は「今日は打線でカバーできてよかった」と、先発奥川の今季2勝目を後押しできたことを喜んだ。 チームは15日に行われた交流戦のオリックス戦(京セラドーム大阪)以来、8試合ぶりの2桁安打を記録した。高津監督は「こういう打線のつながりというのは非常に大事だ」とした上で「つなぐ、出塁することをもう1回徹底してやっていきたい」と戒めた。停滞気味だった打線に明るい兆しが見えてきた。