入替戦を回避したいリコーブラックラムズ東京、全勝の埼玉パナソニックワイルドナイツを迎え撃つ
WTB(ウイング)はネタニ・ヴァカヤリアが欠場となり、昨季までワイルドナイツでプレーしていたセミシ・トゥポウが11番に入り、西川大輔と両翼を担う。FB(フルバック)はボールキャリー178回、ディフェンス突破78回、オフロードパス26回とディビジョン1でトップのアイザック・ルーカスが引き続き務める。
リザーブにはHO大西将史、PR中村公星(明治大学出身)、元オーストラリア代表パディー・ライアン、元イングランド代表NO8ネイサン・ヒューズ、木原音弥、前節2トライのSH南昂伸、CTB礒田、WTBロトアヘアアマナキ大洋が名を連ねた。
ホストのブラックラムズとしてはディフェンス、セットプレーで粘りを見せて、先手を取って接戦に持ち込みたい。そして前節同様、後半は控え選手が勢いをもたらし、勝利を目指したいところだ。
一方のワイルドナイツは前節、三菱重工相模原ダイナボアーズに53-12と快勝し、ここまで12戦全勝で勝ち点を56とし、既にプレーオフ進出を決めている。
試合後、ロビー・ディーンズ監督が「ケガ人も復帰し、選手層が厚くなった。今後へ向けてチームとして(選手起用を)選択していくが、そういうところが自分たちの仕事」と語ったように、前節からFW4名、BK3名と先発メンバーを動かしてきた。
FWの第1列は、キャプテンのHO坂手淳史、PRダニエル・ペレズは引き続き先発し、3番にはヴァルアサエリ愛がベンチに下がり、藤井大喜がスターターとなった。両LOは入れ替え、第6節以来の復帰となるエセイ・ハアンガナと、前節メンバー外だった元南アフリカ代表ルード・デヤハーが先発する。
バックローは日本代表FLベン・ガンターが3試合連続先発し、7番にはラクラン・ボーシェーがメンバー外となり、大西樹が入った。NO8には日本代表のジャック・コーネルセンが開幕戦から全試合先発を続ける。
BKを見ると、SH小山大輝とコーネルセンと同じく、開幕から先発を続ける日本代表SO松田力也が引き続きハーフ団を務める。CTBは入れ替え、南アフリカ代表のダミアン・デアリエンデがメンバー外、日本代表のディラン・ライリーが控えとなり、ヴィンス・アソと日本代表の長田智希の2人のコンビとなった。
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