プロボクシングのＷＢＣ世界バンタム級王者の中谷潤人（２６）＝Ｍ・Ｔ＝が、７月２０日に東京・有明アリーナで指名挑戦者で同級１位のビンセント・アストロラビオ（２７）＝フィリピン＝と初防衛戦を闘うと１５日、アストロラビオが契約しているＶＩＶＡプロモーションズがＸ（旧ツイッター）で発表した。 同日に米専門メディアのボクシングシーンはアストロラビオのマネジャーのショーン・ギボンズ氏（米国）が語ったとして同様の記事を報道。ギボンズ氏は「この階級（バンタム級）でチャンピオンになれば、誰もが井上（尚弥）の争奪戦に参加することになる」と中谷に勝利して、４団体世界スーパーバンタム級統一王者の井上尚弥（３１）＝大橋＝への挑戦を見据えているとした。 中谷は１４日から神奈川・相模原市のゴルフ場、相模湖ＣＣで走り込み合宿を開始しており、１６日まで実施予定だ。 ２月２４日に東京・両国国技館で、初防衛を目指していた王者のアレハンドロ・サンティアゴ（メキシコ）に６回ＴＫＯ勝ちし、世界３階級制覇を達成。ボクシング界で最も権威がある米国の老舗専門メディア「ザ・リング」の全階級を通じた最強ランク「パウンド・フォー・パウンド」では１０位にランクインした。 プロ戦績は中谷が２７戦２７勝（２０ＫＯ）、アストロラビオが２３戦１９勝（１４ＫＯ）４敗、サンティアゴが３７戦２８勝（１４ＫＯ）４敗５分け。