サム・グッドマン7月10日のノンタイトル戦を発表、井上尚弥との9月 対戦は事実上厳しい状況
プロボクシングのIBF、WBO世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)1位のサム・グッドマン(オーストラリア)をプロモートする「NO LIMIT boxing」が29日、オーストラリア・ウロンゴンで7月10日にWBC8位のチャイノイ・ウォラウト(26)=タイ=と試合を行うと発表した。 グッドマンは6日に東京ドームで世界4団体スーパーバンタム級統一王者・井上尚弥(大橋)とルイス・ネリ(メキシコ)の試合を現地観戦。試合後にはリングに上がり、尚弥の直接ラブコールに「ぜひやりましょう」と応えた。9月に都内で防衛戦が濃厚と見られていたが、7月に試合を行うことが決まったことで、井上陣営が求める9月の対戦が事実上難しくなった。グッドマン陣営は12月に戦うことを希望しているとされる。 今回の発表により、次戦はもう1人の対戦候補だった東京ドームでアンダーカードに出場したWBO2位のTJ・ドヘニー(アイルランド)との試合が有力視されている。37歳のベテランは地元メディアの「IRISH BOXING」に「(我々は)この階級に残っている最もエキサイティングなスタイルを持つ、最も強力なパンチャーの2人だ」と語り、すでに気合い十分。「他の賃金泥棒みたいに、おびえながら戦う俺を見ることはないだろう。日本のファンのために全力を尽くします!大和魂を持って参上します」と5度目となる日本での試合へ準備を整えている。
報知新聞社