冬に動く? 移籍に注目の欧州日本人5人。サッカー日本代表アジアカップ2023メンバーの移籍も?
MF:鎌田大地(かまだ・だいち) 生年月日:1996年8月5日(27歳) 所属クラブ:ラツィオ(イタリア) 23/24リーグ戦成績:16試合1ゴール1アシスト ベルギー、そしてドイツでその名声を高めてきた鎌田大地だが、イタリアの地では苦しい日々を過ごしている。 トップ下からボランチまで、中盤の幅広いポジションで起用できる同選手は、昨季フランクフルト(ドイツ)の主力選手としてリーグ戦32試合9ゴール6アシストをマーク。この活躍に加えて、フランクフルトとの契約が満了していることでフリーで獲得可能なこともあり、昨夏の移籍市場で注目株となっていた。 鎌田が次なるプレー先として、紆余曲折を経て選んだのがイタリアの強豪ラツィオだ。同クラブは昨夏の移籍市場でセルビア代表MFセルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチを失っており、鎌田にはその穴を埋める攻撃的MFとしての役割を期待されていた。 しかしながら、鎌田はその期待に応えることができない。現在はライバルのフランス代表MFマッテオ・ゲンドゥージ、スペイン代表MFルイス・アルベルトの後塵を拝している状況であり、リーグ戦の先発出場は8試合、1試合あたりの平均出場時間は46分となっている。彼の本来の輝きを知っている日本人からすれば、残念極まりない状況だ。 クラブとの契約が今年6月までの1年間になっている。このまま自身の状況が好転しなければ、鎌田がラツィオを離れる可能性は十二分にあると言えるだろう。 トルコメディア『FANATIK』が同選手に対してガラタサライ(トルコ)が獲得に興味を持っていると報じていたが、先日同メディアはラツィオとガラタサライの交渉が難航していると伝えた。鎌田大地がプレーするクラブは果たして…。
FW:古橋亨梧(ふるはし・きょうご) 生年月日:1995年1月20日(29歳) 所属クラブ:セルティック(スコットランド) 23/24リーグ戦成績:22試合8ゴール3アシスト スコットランドを沸かせるストライカーは、移籍市場が開くたびに動向が注目されている。 2021年にヴィッセル神戸からスコットランドのセルティックへの完全移籍を果たした古橋亨梧は、すぐさまレギュラーの地位を確立。2年目の昨季はリーグ戦36試合で27ゴールを挙げてリーグ得点王となり、リーグ優勝に大きく貢献している。今季は負傷離脱の影響もあって昨季ほどのペースではないが、すでに8ゴールと3季連続のリーグ戦2桁得点に王手をかけつつある状況だ。 スコティッシュ・プレミアシップ屈指のゴールゲッターとなった同選手に対しては、プレミアリーグのクラブが興味を持っているようだ。恩師であるアンジェ・ポステコグルーが指揮官に就任したトッテナムへの移籍が注目されていたが、現時点で有力な報道は出ていない。 しかしながら、ブレントフォードが獲得に関心をもっていると昨年12月に英メディア『TEAM Talk』が伝えている。ブレントフォードは今夏の移籍市場でイングランド代表FWイヴァン・トニーを失う可能性がある。カウンター戦術を志向するブレントフォードではトニーの高い決定力が大きなカギを握っており、スコットランドで得点を量産する古橋にも同様の役割を期待しているのかもしれない。 AFCアジアカップカタール2023では招集メンバー外になってしまった。上田綺世や浅野拓磨、前田大然、それに新たに細谷真大が1トップのポジション争いに加わり、古橋の序列が下がったことが理由の1つだろう。昨夏にはセルティックと2027年夏までの新契約を結んだが、この冬、もしくは夏の移籍市場でステップアップすることはあるのだろうか。
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