ドジャース”世界一” チケットは最安で数万円…現地の熱気は? 大谷選手の人気は? 現地リポート
読売テレビ
大谷翔平選手、山本由伸投手が所属するドジャースがヤンキースとの激戦を制し、4年ぶりにワールドシリーズを制覇しました。大谷選手はメジャー7年目で悲願の世界一に輝き、喜びを爆発させました。(取材・報告=黒木千晶キャスター) ニューヨークにあるヤンキー・スタジアム前からお伝えします。現在、こちらは午前4時なんですが、4時間ほど前までこちらの後ろのスタジアムで試合が行われていました。 今回は試合のチケットは安い席でも、数万円したんですけれども、チケットを購入しようとすると、他の人が先に決済してしまって購入できないなど、まさにチケットの奪い合いという感じで、ワールドシリーズの人気の高さを感じました。 そして今回は、ヤンキースの本拠地、ヤンキー・スタジアムでの試合ということもありまして、観客の方、ほとんどがヤンキースのファンだったんですけれども、もう日本の試合では感じたことがないくらいの大歓声でした。 皆さん、基本的には拍手と歓声で応援するのですが、チャンスでない普通の場面でも盛り上がるので、隣の人と大声で話さないと会話ができないほどの、野外のライブフェスのような盛り上がりでした。 ヤンキースのピッチャーが1球投げるごとに歓声が上がり、2アウトに追い込むと立ち上がって応援するんですが、逆にドジャースがチャンスになると客席が静かになるなど、ドジャースにとってはアウェイな状態で試合が進みました。 今回初めてメジャーの試合を見て驚いたのですが、大谷選手と今回MVPを獲得したフリーマン選手が打席に立った時は、ヤンキースファンからブーイングが起きていたんです。 2人ともプレーしづらいだろうなとも思いましたが、それだけ大谷選手がメジャーでも現地で注目されているんだと驚きました。 Q)黒木さん、試合後はどんな様子だったんですか? ドジャースファンの方に話を聞くと、涙ぐんで「信じられない」と口にした後、言葉が出なかったりとか、逆にヤンキースのファンの方も、試合が終わった後、このユニフォームを着ていると、「日本から来たの?こんなところに来てくれてありがとう、おめでとう」という声をもらいまして、みんなでこのワールドシリーズを楽しんでいるんだなということを感じることができました。 やはり大谷選手の人気、こちらでもすごいです。 ヤンキースのグッズショップの中で、唯一ドジャースのグッズとして売られているのが、大谷選手のユニフォームでした。 あとはこちらにあるのが、ワールドシリーズの限定のTシャツなんですけれども、ヤンキースの選手としてジャッジ選手、そしてドジャースの選手として大谷選手がプリントされているんです。まさに、球団を代表する選手なんだなということを感じました。 今回の試合、大谷選手個人としてはそこまで好調ではなかったと思うんですけれども、試合が終わった後に、ドジャースのファンの方からは、「来年はピッチャーの翔平を見られるのを楽しみにしているよ」というコメントもありました。 大谷選手、そして山本投手の来年の活躍も期待したいと思います。 アメリカ時間の明日、ロサンゼルスで優勝パレードが行われるということで、ここで優勝を分かち合えなかったファンの方がロサンゼルスに集まるとみられます。 以上、中継でした。