【体験談】車のスペアキー作製で「3万円」以上請求された! 車の鍵ってなんでこんなに高いの? 筆者の体験をもとに解説
スペアキーは、万が一鍵を紛失したときのために備えておくものですが、スペアキーを作製するのにどれだけの費用がかかるかご存じでしょうか。 最近の車の鍵は複雑な仕組みになっていることも多く、新たに作製するとなれば高額な費用を請求される場合もあります。 では、なぜ車の鍵を作製するのに高額な費用が発生するのでしょうか。本記事では筆者の体験を基にその理由を詳しく解説します。
車の鍵にはいくつかの種類がある
「車の鍵」と言ってもいくつかの種類があり、それぞれ特徴や作製費用も異なります。具体的には以下の3タイプが挙げられますので、詳しく見ていきましょう。 ■メカニカルキー メカニカルキーは車の鍵穴に直接差し込んで、ドアの施錠・解錠ができる金属製の鍵です。最近では車の鍵をリモコン操作で開閉する場合が多いですが、リモコンが電池切れで使えなくなったときなどのために、スマートキーの中には非常用のメカニカルキーが内蔵されています。 メカニカルキーに電子系部品は内蔵されていないため、ディーラーに依頼した場合は2000円~5000円といった比較的安い金額で作製することが可能です。 ■キーレスキー キーレスキー(キーレスエントリー)とは、ボタン操作でドアの施錠・解錠ができる鍵のことです。鍵の表面に操作ボタンが付いており、ボタンを押すことで離れた場所からでも鍵の開け閉めができます。なおエンジンの始動・停止に関しては、メカニカルキーと同様に鍵穴に鍵の差し込みが必要です。作製費用は1万2000円程度が相場とされています。 ■スマートキー スマートキーは鍵の差し込みをせずに、車のドアやトランクの施錠・解錠、エンジンのオン・オフをできるのが特徴です。スマートキーの場合、所持していれば車のドアノブに触れるだけ(車種によってはドアに近付く、離れるだけ)でドアの開錠・施錠ができ、鍵を回さずともスタートボタンを押せばエンジンの始動も可能です。 最近ではスマートキーが広く普及するようになりましたが、スマートキーには後述するイモビライザー付きのものが多くなっています。イモビライザーなしの場合のスペアキー作製費用は5000円~1万円程度ですが、イモビライザー付きの場合の作製費用は3万円以上かかる場合が多くあります。 筆者が紛失したのもイモビライザー付きのスマートキータイプだったため、ディーラーで新しくスペアキーを作った際には3万2934円もの費用がかかりました。普段何気なく使っている車の鍵でも、いざ追加で作製となると費用の高さに驚く人も少なくないでしょう。