「仕事ができんかったバイ」荒井崇博が付いて尻に火が点いた山崎賢人、準決勝進出/共同通信社杯競輪
宇都宮競輪の「共同通信社杯競輪(G2)」は14日、2日目を開催。6Rの二次予選Bを走った山崎賢人(31歳・長崎=111期)に話を聞いた。 直前に「第93回全日本自転車競技選手権大会トラックレース」(伊豆ベロドローム)に参加し、今回は8月の平塚G1オールスター競輪以来の実戦だった。初日、一次予選は3角から仕掛けたものの車が進まず6着と大敗したが、勝ち上がり権利の広さに恵まれ二次予選Bへ勝ち上がった。ここは地元の御大、荒井崇博が付いたことで尻に火が点いたか、猛然と主導権を奪い500バンクを疾走した。 脚を溜めた谷口遼平に先着を許したが、荒井が2着、山崎も3着に踏みとどまり準決へと進出し「初日のあと、サンの位置がずれていたのがわかったので修正しました。感じが一気に変わりましたね。荒井さん? プレッシャーはありました。レース後に『直線だったし仕事ができんかったバイ』と言いながらもキレイに抜かれました(笑)」とひとまず軌道修正に成功した。 荒井からは「ホームのスピードだよな。ガツンと踏んでおけば谷口も飛び付くのに脚を使うし(伊藤)颯馬とからむ。結果、谷口が踏み勝っても仕掛ける脚は残っていないから2人で決められたかもしれない」と的確すぎるアドバイスを授かり、大きくうなづいていた。(netkeirin特派員)