STU48・中村舞「1st写真集は実家の仏壇にお供えされます」
瀬戸内の活動の拠点とするアイドルグループ・STU48の中村舞がファン待望の1st写真集『嫌いの反対』(宝島社)を8月27日にリリースした。今年4月に発売された1stアルバム『懐かしい明日』のリード曲『愛の重さ』では単独センターを務め、グループの次世代エースと名高い彼女の快進撃に拍車がかかる。そんな彼女が、写真集撮影の思い出や、活躍ぶりに対する家族の様子を語ってくれた。 【写真あり】中村舞をもっと見る ──1st写真集『嫌いの反対』の発売、おめでとうございます。 ありがとうございます ──まず写真集が決まった時の気持ちを聞かせてください。 やっぱりアイドル人生の中で本当に「絶対に出したいな」と思っていた夢だったので、決まったときはすごく嬉しかったですし、ファンの方も首を長くして待ってくださっていたので、ようやく出せる! という喜びが大きかったです。 ──いつごろから写真集を出したいと考えるようになったのでしょう? 同じSTU48のなかで同期メンバーが写真集を出すのを見て、それがすごく刺激になっていました。加入したばかりころは写真集なんて本当に夢のまた夢といった感じだったのですが、自分も出したいという気持ちは日々強くなっていました。 ──同期の方が出されているからこそ、中村さんのファンの方も期待も膨らみますものね。 そうなんですよ! 「(写真集は)いつなんだ」と言っていただくことが1年間ぐらい続いていて、ちょっと怒ってました(笑)。 ──ファンの方々とのフランクな関係がうかがい知れて微笑ましいですね(笑)。今回の写真集のコンセプトはなんだったのでしょうか。 「ありのままの自分」ですかね。すべて地元の愛媛県で撮影したのですが、自分の思い出深い場所で撮影したりして自然体の自分が写っているので、素の私が溢れていると思います。 ──撮影の思い出や、ロケで印象に残った出来事だと何が浮かびますか? はい。私、もともとクラシックバレエを習っていて。写真集で実際に通っていたバレエ教室で撮影をさせてもらえたのは印象深いです。本当に青春時代を捧げた場所だったので、そこでの写真を形に残せたのが嬉しくて。バレエの先生にも久しぶりにお会いできて、直々に指導していただきながら撮影しました(笑)。 ──久々にバレエの指導を受けた感想はどうですか? いや~、愛のある厳しさでしたね(笑)。 ──お祖母様のご自宅でも撮影をされたと聞きました。これは中村さんのアイデアで? そうです。いろいろ撮影の打ち合わせをしたときに「実家で撮影したいな」という気持ちがあって。お婆ちゃんの家は幼少期によく過ごしていたんです。鯛の雑炊とか作ってくれて。学校帰りに毎日行っていた思い出の場所だったので、父伝手に相談して撮影に協力してもらいました。 ──振り返ってみていかがでしたか? 写真を見ても伝わるとおもいますが、もう生活感がありありで。撮影のためにセッティングをしたわけではない、いつもの状態の家なので、セットでは出せない味が出ていると思います。家電もレトロでかわいいです。 ──お祖母様はどんな反応をしてました? びっくりしていました! 撮影を物陰から見ていて。スケジュール的にゆっくりはできなかったですが、久しぶりに顔を見ることができて一安心みたいな感じでしたね。 ──せっかく愛媛で撮影されているので、中村さんが思う愛媛の魅力も聞かせていただいてよろしいですか? たくさんあるのですが、やっぱり海がキレイなことですね。出来上がった写真集を見て、あらためて最高だと感じました。あとは、すごくのんびりできるなところ。 ──都会で生活していると急か急かしちゃいますからね。 最近東京でのお仕事が増えて電車にいっぱい乗っているのですが、目が回りますね。このあいだなんて、KKっていう電車が難しすぎて心が折れました(笑)。 ──KK? えっと……京浜なんちゃら?(京浜急行電鉄) ふだんからアルファベットで覚えていて。路線がたくさんあるので、案内板にある色とアルファベットで判断しているんです。 ──鉄道会社の人みたいですね(笑)。話を戻して、今作の衣装だとスクール水着もインパクト大きかったです。 そうですよね。いちばん最初に解禁したカットがスク水姿の写真だったので、イメージがつきすぎていっぱい言われました。あれは私が泳ぐのが好きで、『SHOWROOM』で「市民プールで泳いできた」みたいなのことを話していたのから実現したんです。スク水なんて学生にしか着ない水着の代表じゃないですか。なので気持ちが若返りましたね。 ──でも、めちゃくちゃ似合っていましたね。 本当ですか!? え、スク水好きですか? ──………好きです。 あ、よかったです(苦笑)。 ──ちょっと×2! この質問どう返すのが正解だったんですか!? あははは! いや、素敵だと思います(笑)。 ──秋元(康)さんの帯文に『天邪鬼』とありましたが、少しわかった気がします(笑)。ご自身では自分を天邪鬼だと思いますか? 「ある!」と言われることが多いので、そうかなとは思います。素直になれない部分はちょっとあったりもするかなって。「◯○と言って」とか言われると言いたくなくなるのはよくありますね ──天邪鬼ですね(笑)。でもその辺の気持ちの揺らぎは全部教えてくれるんですね。 逆に素直なのかもしれないです(笑)。 ──家族からはどう見られているんですか? 母は無邪気な娘だと思っていると思います。発売前に母に写真集を見せたのですが、ピンクの洋服のシーンや赤いパーカーのシーンがお気に入りだったみたいで。 ──成長を感じて嬉しく思ったのでしょうね。お父様には見せていないのですか? 見せませんでした。父には買ってもらいおうかなと思って(笑)。とりあえず9冊は買ってもらおうと思っています。 ──ふだんの活動やアイドル誌などに出た際、ご家族は感想を伝えてくれることが多いですか? 母はよく見てくれて、グッズ以外にも雑誌などいろいろと集めてくれています。私が出ているものは実家の仏壇に飾られるんです。私の家は仏壇に飾る習慣があって。ご先祖様にも見てもらう、みたいな。学生時代はいつも通知表が仏壇に飾られていたのですが、それが今は雑誌に変わりました。この写真集も例外なくお供えされると思います(笑)。 ──大活躍されているのでご先祖様も大忙しですね。では最後に、まだ写真集を買っていないよ~という方に向けて、写真集のセールスポイントや見どころをお願いします。 見どころは、背中!…の溝です。 ──溝!? あとから写真を見ているうちに気づいたのですが、意外といい背中の溝していて。背中のセンターラインが映っているカットがあるんですけど、けっこう自分でも「お! いいじゃん~」と思ったので、ぜひ見てほしいです! なかむらまい 1999年4月4日生まれ 愛媛県出身 2018年にSTU48に加入。2ndシングルから10thシングルまで連続選抜入り。アルバムリード曲では単独センターを務める。9月14日には広島で写真集発売記念イベントを開催予定。そのほか最新情報は公式X(@Stu48_question)にて