「富富富」全て1等 JA全農とやま、出荷予定の12.6トン
JA全農とやまは24日、JAアルプス宮川2号倉庫(上市町江上)で、今月末に出荷予定の県産ブランド米「富富富」の検査を行い、12・6トンを全て1等に格付けした。 JAアルプスの検査員2人がサンプルを採取。コメの形や水分、粒ぞろいなどを確認し「透き通っていて光沢があり、非常にきれいな状態」などと講評した。猛暑の影響が懸念されたが、昨年より平均気温が低かったことや適度に雨が降ったこと、水管理の徹底で品質は良いという。 JA全農とやまは30日に富富富の出荷式を行う予定で、10月上旬に流通する見通しという。 西井秀将県本部長は、既に検査を終えた全体の10~15%の富富富のうち、1等米比率は98%ほどに上ると説明。「高温に強い特性が改めて示された。新米ならではの味や香り、炊き上がりを楽しんでほしい」と話した。