青森山田が県内408連勝を達成 小沼蒼珠主将は重圧をはねのけ夏の全国で頂を狙う
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)青森予選決勝が6月3日にカクヒログループアスレチックスタジアム(天然芝)で開催され、大会23連覇中の青森山田が苦しみながらも野辺地西を1-0で退け夏の全国大会出場を決めた。 【フォトギャラリー】青森山田 vs 野辺地西 「積み上げて来た伝統。県内連勝記録という話も耳にしてプレッシャーにもなるけど、先代の主将(山本虎/東洋大)も乗り越えてきているんだと自分に言い聞かせている。それが自分の宿命だし、誇りを持ってやっている」 そう吐露したのは、昨年は2年生ながらスタメンを張り選手権とプレミアの2冠達成に大きく貢献したDF5小沼蒼珠(3年)だ。小沼を全国区に押し上げたロングスローと丸坊主は今年も健在。それに加えて今年は主将として県内408連勝中の常勝軍団を引っ張っている。 苦しみながらも1-0の完封勝利で野辺地西を下し24大会連続27回目のインターハイ出場を決めた青森山田。 「去年のインターハイは、プレミアファイナルや選手権の時とは違い隙があった。選手権と違って中1日も空かない分、特にインターハイは日常生活の過ごし方が大切。今からさらにやるべきことを積み上げて、去年の3年生が成し遂げられなかったインハイ優勝を目指す。まずは1冠を取れるように頑張っていきたいです」 重圧をはねのけ、小沼はまずは夏の全国大会でその頂に立つつもりだ。 (文・写真=古部亮)