がさがさ、生き物調査 児童たちが網を手に川へ 「こんなにもいてびっくり」/兵庫・丹波篠山市
兵庫県丹波篠山市立城東小学校4年生(16人)が、同校そばの曽地川で生き物調査を行った。児童たちはたも網を手に川に入り、太ももまで水に浸かりながら、がさがさと水の中の生き物を調査。「でっかいやつ、おった」「捕ったぞー」とにぎやかな声を響かせていた。 講師は、篠山東雲高校教諭の田井彰人さん。川岸に空の水槽やバットをずらりと並べ、「川の生き物を捕まえて、みんなで曽地川水族館をつくろう」と呼びかけると、児童たちは、ヌマエビやカワムツ、トンボの幼虫(やご)などを次々に捕獲。田井さんは、「アカハライモリは強く握ったりすると、命の危険を感じて皮膚から毒を出すので、優しく触ろう」などとそれぞれの生き物の名前や生態ついて説明した。 15㌢もあるドンコを捕まえた児童は、「久しぶりに川に入った。草が生い茂っている根元にエビとか小魚がたくさんいることが分かった。近所の川にこんなにもいろんな生き物がいたなんてびっくり」と話していた。 同学年は、総合的な学習の時間などで地域の生き物を調べている。