「東京は伸びしろが大きい」 アジア初のデータ活用体感拠点、東京に開設 米スノーフレイク
データクラウドを提供する米スノーフレイクの日本法人は18日、東京都中央区の東京ミッドタウン八重洲内に、アジア初となる「カスタマーエクスペリエンスセンター東京」を開設した。港区にある東京オフィスも同所に移転する。 【関連写真】30階から東京駅を一望 カスタマーエクスペリエンスセンター(CEC)は、顧客やパートナーがデータ活用やデータ人材育成の支援をはじめとする各種プログラムを体感できる施設。同社はこれまでに本社のある米サンマテオと、ロンドン、アムステルダムに開設しており、東京は4都市目。アジア太平洋地域初の拠点になる。 スノーフレイク日本法人の東條英俊社長は「優良企業が多く伸びしろの大きい東京をアジア最初の拠点とした。当社の日本でのシェアはまだまだ少ないが、CECを軸に事業を拡大していきたい」と話す。 5月から本格稼働するCEC東京では、既存3拠点のCECでオンラインのみで実施していたデータ活用トレーニングなどのプログラムに加え、対面形式を初めて実施する。今後は、プログラムに参加した顧客同士が意見交換できるコミュニティーも構築し、データ活用に精通した人材育成につなげたい考え。 東條社長は「良いデータを提供することで経済的価値が出る、収益が出る、データそのものをマネタイズする取り組みも進めていきたい」と意欲をみせた。
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