韓国警察、尹大統領の出頭要求や緊急逮捕を検討…必要な捜査は「すべて進めている」
【12月13日 KOREA WAVE】韓国・警察庁国家捜査本部(国捜本)非常戒厳特別捜査団(特捜団)は13日、ユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領の内乱容疑に関する捜査について「必要な捜査をすべて進めている段階だ。(ユン大統領に対する捜査を)どのように進めるか、内部で検討している段階だ」と述べた。 特捜団関係者は「(ユン大統領の出頭要求については)まだ出しておらず、これも検討中だ」とし、緊急逮捕についても「内部で検討している」と明かした。 特捜団は11日午前、ソウル・龍山(ヨンサン)にある大統領府への家宅捜索を試みたが、警護処職員と対立し、期限である日没を超えて、事実上「手ぶら」で帰還することとなった。その後、合同参謀本部(合参)から任意提出形式で「極めて一部」の資料を受け取った。特捜団関係者は「本一冊の量にも満たない」と表現した。 同関係者は「警察側としては資料が不足しており、現在、家宅捜索令状の再執行が可能かどうか、または新たに令状を申請するかを検討している」と説明した。 警察は非常戒厳時に国務会議(閣議)がどのように開催されたのかを確認するために、大統領府の資料が必須であると説明している。特捜団関係者は「追加措置を検討中」とした。 一方、大統領府への接近を警護処職員らが阻止する行為について、警察は過去の判例上、公務執行妨害には該当しないと判断している。それでも、必要な資料の確保が重要であるとして、さまざまな方法で押収捜索資料を確保することに注力するとした。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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