「残念すぎる窓」で家づくりに失敗。リビングがまぶしすぎてくつろげない
シャッターやスクリーンをつけるには大きな出費が
「だったら後づけでカーテン類をつければいいのでは?」と思われるかもしれません。しかし、住んでからの取りつけとなると、費用もかかります。工事自体も簡単なことではないのです。 高い位置にある吹き抜け窓なので、シャッターやロールスクリーンを取りつけるとなると、以下の2つの問題が出てきます。 1.高所作業になるので、費用が割高になる 2.電動で開閉するとなると、新たに電気配線が必要 まず、吹き抜けの窓は高所作業になるため、危険性や作業の正確性を考慮するならDIYはムリで業者が必要になるでしょう。 業者に依頼するにしても、高所作業は追加でコストがかかるのが一般的です。簡易的な足場をつくって作業することになれば、さらに高額になっていきます。 2つ目の問題は電気経路についてです。高所の窓になるので、自動で開閉させたいところ。しかし、壁内に電気配線を準備していません。 そのため電動機器を設置する場合は、電源ケーブルを壁にはわせて電源タップまで届かせる必要があります。せっかくきれいな壁面になるように設計したのに、それはやりたくありません。 かといって、壁内に電気配線を伸ばして新たにコンセントを用意するとなると、工事が大規模になってしまいます。子どもも小さく、新築したばかりなので、そこまで大規模な工事はやりたくないのが本音です。
吹き抜け窓の場合、電気配線の検討が必要だった
家づくりで窓の位置を検討するときは、「本当にこの場所なのか?」を、再度チェックをした方がいいと思います。そして必要な場合でも、どんな種類の窓がいいか検討すれば、わが家のような後悔を防げるはず。 また、吹き抜けに窓の設置を検討するときは、最初から電動シャッターや、電動スクリーンをつけることも検討した方がいいと思います。 もし、「暮らしてから検討したい」という方の場合でも、設計担当者に相談し、窓付近に電気配線だけでも、用意しておくことも検討を。わが家もそうしておけば、比較的に容易にこの問題は解決できたと思っています。
夏葉颯