アイシンが乗合送迎サービスで実証、AI新機能の中身
アイシンは愛知県刈谷市で提供している乗合送迎サービス「チョイソコかりや」で、人工知能(AI)を活用した機能の実証実験を25日まで実施する。画像認識とAIを組み合わせた「忘れ物検知機能」や「乗降者人数カウント機能」の価値検証を行う。実証を通じて課題を抽出し、精度向上に取り組む。 【写真】乗合送迎サービス「チョイソコかりや」 忘れ物検知機能はカメラ画像から荷物と持ち主の関係性を推測することで、降車時に忘れ物を検知し音声で通知する。乗客の貴重品紛失を防ぐと同時に、運行業者の忘れ物回収・保管の手間も軽減する。 乗降者人数カウント機能はカメラで人数を判定し、人数と全地球測位システム(GPS)の位置情報を関連付けて集計する。地域の移動需要を把握して交通の改善につなげる。 チョイソコかりやは公共交通機関がカバーしきれていない地域で運行し、生活に必要な移動手段を補う。また高齢者らの外出機会の創出にも貢献する。