沈静化には程遠いケニア騒乱 治安部隊が市内をパトロール
ナイロビ、ケニア、6月28日 (AP) ― 大規模抗議デモの要因となった増税法案が撤回されたにもかかわらず、ケニアの首都ナイロビ市内では反対デモが続いており、治安部隊が出動するなど不安な情勢が続いている。 この増税法案は、生活費の上昇に喘ぐケニア国民、特に若いデモ参加者の激しい抵抗を引き起こし、デモ参加者らは6月25日、議会を襲撃し、死者が22人に上る大混乱となった。 卵の輸入から銀行送金に至るまで、様々な品目やサービスに提案されている新しい税金や手数料に代わる予算削減を行うとルト大統領が誓い、増税法案を撤回したにもかかわらず、デモ参加者らは同大統領に信頼が置けないという。 27日の抗議行動は25日よりも規模が小さく、警察の厳しい規制を受け、軍も市内のパトロールを始めた。 (日本語翻訳・編集 アフロ)