JR九州、割引切符も平均15%値上げ…「2枚きっぷ」「九州ネットきっぷ」「新幹線エクセルパス」も
JR九州は11日、来年4月の鉄道運賃・料金の値上げに合わせて割引切符も値上げすると発表した。大半の商品が対象となり、値上げ率は平均15%程度となる。 【表】値上げ後の主な区間の割引価格
インターネットで予約することで値引きされる「九州ネットきっぷ」は、九州新幹線博多―鹿児島中央間で、現行より13%高い1万1420円となる。在来線の特急も博多―大分間で11%高い3500円となるなど、多くの区間で値上げされる。
往復割引に当たる「2枚きっぷ」も対象で、福岡市内とハウステンボス間を結ぶ特急の場合、17%高い6000円となる。このほか、定期券の「新幹線エクセルパス」なども値上げする。
JR九州は今年7月、国土交通省に運賃・料金の値上げを申請し、11月に認可された。来年4月から初乗り運賃が現行の170円から200円となるなど、消費税の引き上げ時を除いて29年ぶりの値上げが決まっている。