切目駅のカエル「入院」 今月中の退院目指す、和歌山県印南町
和歌山県印南町島田にあるJR切目駅の駅舎内に設置されているカエルのオブジェに損傷が見つかり、昨年12月27日から同町印南の町役場内で「入院」している。今月中の退院を目指している。 【自販機でふるさと納税 ゴルフ場2カ所に設置、和歌山県印南町の記事はこちら】 町内には6匹のカエルのオブジェが設置されている。造形作家の松下太紀さん=宮崎県=が制作した。大きさは約80センチ。松下さんから譲り受け、町が管理している。温かみのある作風が観光客や駅利用者の目を引いており、写真撮影スポットの一つとなっている。 切目駅には2匹のカエルを設置しており、うち1匹が右足を損傷していたのを町職員が27日に見つけ、役場に「保護」した。町役場内で改めて状態を確認すると、頭部裏の皮膚部分にも穴が見つかった。 カエルは主に紙や段ボールといった素材で作られており、壊れやすい。過去にも穴が開くなどの損傷があり、何度か「入院」している。今回は紙を張り合わせるなどして修復を進めていくという。 町企画産業課の池下悟史課長補佐は「駅舎内には触れないよう注意書きを掲示している。改めて呼びかけていきたい」と話している。
紀伊民報