花園を懸けた決勝戦。目黒学院vs.成城学園、國學院大學久我山vs.早稲田実業。全国高校ラグビー大会 東京都予選
11月に入り、全国の各地で「花園」こと、104回全国高校ラグビー決勝が行われる中、11月10日(日)、東京・秩父宮ラグビー場では、東京都花園予選第1地区、第2地区の決勝2試合がそれぞれ行われる。
東京都の決勝の対戦カードは以下の通りとなった。 ・第1地区決勝:午前11:30 目黒学院vs.成城学園 ・第2地区決勝:午後 1:20 國學院大學久我山vs.早稲田実業
新人戦では國學院久我山に、決勝で敗戦したものの、春の関東大会予選で東京を制した目黒学院が第1シードとなり、第1地区の決勝に進んだ。花園で5回の優勝を誇る目黒学院は、春の選抜大会でベスト8に進出しており、5年連続23回目の出場権を得れば花園でのシードが決まる。
準決勝は東京高校に、57-17で勝利した目黒学院。準決勝でもハットトリックを達成した、1年から大活躍している高校代表候補NO8(ナンバーエイト)ブルースネオル・ロケティ(2年)を中心に、運動量豊富なLO(ロック)フィッシャー慶音(3年)、1年のシオネ・フォノヘマといったFWのフィジカル、推進力が武器だ。
またFW(フォワード)、BK(バックス)ともに接点、ディフェンス力も高く、SH(スクラムハーフ)渡邉幹太(2年)、キャプテンSO(スタンドオフ)石掛諒眞(3年)といったハーフ団が、しっかりとキックを交えてFWを前に出したいところだ。
対するランニングラグビーをモットーとする成城学園は、準決勝で東京朝鮮に52-5で勝利して、3年連続4回目の決勝進出を果たした。花園には1935年、1946年に2度出場している古豪で、東京都の新人大会で3位となり、春の選抜には推薦で初出場を果たすなど経験を積んできたチームだ。
FWはキャプテンで高校代表候補のNO8染谷昌宏(3年)、PR(プロップ)荒川豊和、川村巧(ともに3年)のリーダー陣が引っ張る。BKはタレントが揃い、SH黒尾洸太(3年)や、高校代表候補のSO井手晴太、FB仲西祐太(ともに3年)がアタックをリードする。なお、FB仲西は仲西拓監督の息子であり、親子鷹でアップセットを狙っている。