花園を懸けた決勝戦。目黒学院vs.成城学園、國學院大學久我山vs.早稲田実業。全国高校ラグビー大会 東京都予選
今年、両校は2度対戦しており、目黒学院がともに40点以上挙げて勝利している。目黒学院としては、FWの力強いプレーで前半からトライを重ねて主導権を握っていきたいところだ。一方、成城学園は、FWがしっかりハードワークし、いかに失点を減らし、展開ラグビーで好機をものにしていきたい。
第2地区は近年ライバルとして、しのぎを削っている花園優勝5回の名門で、2大会ぶり44回目の出場を狙う國學院久我山と、2大会連続9回目の出場を目指す早稲田実業の激突となった。
國學院久我山は、準決勝では本郷を64-0で寄せ付けず、決勝に進出した。FW、BKともに力があり、総合力に長けている。HO(フッカー)笠井大志、LO森将太郎(ともに3年)の高校代表候補の2人や、NO8宮本大地(2年)のFW陣のセットプレーで圧力をかけたい。
BKはキャプテンであり、高校代表候補のCTB(センター)齋藤航(3年)を筆頭にSH石岡温、SO松下亮介(ともに3年)を中心に、しっかりスペースを攻めていきたいところ。
一方の早稲田実業は準決勝で明治学院東村山を35-5で下して決勝に進んだ。BKには高校代表候補のキャプテン・山口滉太郎、園部心大(ともに3年)のCTB(センター)陣、1年生SO中山大翔、夏の高校生セブンズで全国ベスト4進出に貢献した1年のWTB(ウィング)飯泉敢太などアタックセンスに長けた選手が揃っている。
BKにいいボールを供給する、そしてセットプレーで対抗するためにもやはりFWのPR高野凌世、LO田島壱拳、FL高橋玄、池田健晟、NO8佐藤一道といった3年生の奮闘にかかっていると言えよう。
今年、両校はすでに2回対戦しており、ともに國學院久我山が26-10、26-14で勝利している。國學院久我山としては、FWでプレッシャーをかけつつ、接点のファイトで勝って試合をコントロールしたい。早稲田実業は、FWが接点、セットプレーでファイトし、先制点から試合のペースを握り、3度目の正直で勝利したところだ。