「大失敗に終わった」ド軍先発投手陣“崩壊”で地元紙記者が編成部長を痛烈批判!グラスノー離脱で窮地「破滅がいま始まった」
ドジャースが現地時間9月15日(日本時間16日)、敵地でのブレーブス戦に9‐2で勝利し、地区優勝へのマジックを「10」に減らした。 2点を先制されたものの、大谷翔平が2本の適時打で同点とし、9回に一挙7得点で勝ち越し。逆転勝利を収めたが、ポストシーズンへ向けて投手陣の不安は消えない。 【動画】この日2打点目!大谷翔平が右翼へ同点適時二塁打を放つ そんな中、エースのタイラー・グラスノーが右ひじのケガのため、今季絶望の可能性が高いことをデーブ・ロバーツ監督が明かした。これにより、メジャーで実績のある先発投手はジャック・フラーティだけになり、ポストシーズンでは先発1番手となりそうだ。 米紙『Los Angeles Times』のビル・プロシキ記者は、自身のコラムで「ポストシーズン最初の対戦相手は彼ら自身であり、その破滅がいま始まった」と、厳しい言葉を並べた。 同記者は「ヨシノブ・ヤマモトは現在、フラーティに次ぐ2番手だが、過去3か月間でわずか4イニングしか投げておらず、メジャーリーグのポストシーズンで投球したこともない」とし、「ウォーカー・ビューラーは3番手になるかもしれないが、彼は1勝5敗、防御率5.95(この日の試合前まで)だ。クレイトン・カーショーは4番手かもしれないが、彼は肩の手術からのリハビリ中で、足の指を痛めている」と説明した。 さらに「ボビー・ミラーも可能性があるが、今季2勝4敗、防御率8.17だ。ランドン・ナックは新人で10試合の先発経験しかなく、プレーオフのような試合を経験したこともない」と続けた。 また、記事では、アンドリュー・フリードマン編成本部長が「タイラー・グラスノーが、今後数年間、多くの先発投手として活躍するだろう」と語ったことに触れ、グラスノーは努力する投手で「我々はその点を深く掘り下げるために多くの時間を費やした。そして、それが我々の賭けなのだ」と話していたことを取り上げた。しかし「賭けは大失敗に終わった」と記し、フリードマン編成部長を痛烈に批判した。 そして、大谷をはじめ、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマンらが揃う強力打線が「無意味になる可能性がある」とし、先発投手陣の崩壊を最後まで憂いていた。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]