坂本幸雄さん死去 元エルピーダメモリ社長
半導体大手で2012年に経営破綻したエルピーダメモリ(現マイクロンメモリジャパン、東京)元社長の坂本幸雄さんが死去したことが28日、関係者への取材で分かった。76歳。前橋市出身。葬儀・告別式は近親者で行った。 半導体製造の日本テキサス・インスツルメンツの副社長などを経て、02年からエルピーダの社長を務めた。同社は日立製作所やNECなどのDRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)事業を統合した、日本で唯一のDRAM専業メーカーだった。 エルピーダの経営環境は韓国勢の台頭などで厳しくなり、公的資金も投入したが破綻。13年に坂本さんは社長を退任した。