【NFL】膝のケガから復帰も、「確実にまだ問題が残っている」とパッカーズQBラブ
ラフルアーHCは「50回もパスを投げることになるとは想定していなかった。どの試合に向けてもそんな計画を立てたことはない。通常、そういう試合になるのは自分たちの思い通りにいっていないときだろう」と述べている。
ラブは確実に落ち着きを取り戻していき、リードを守ろうとしていたバイキングスが守りを固める中でフィールド全体を使って攻撃を展開したが、第4クオーターにおけるインターセプトと、タイトエンド(TE)タッカー・クラフトのファンブルが、追い上げの妨げとなった。
ラフルアーHCはラブについて「彼はどんどん安定していっているように見えた」と振り返っている。
「私たちはいつもより多く爆発的なプレーができたが、それは相手が2シェルの守備を敷いているときには難しいことだ。だが、私はすべての試合から多くの良い教訓が得られると思っている」
シーズン第1週に見舞われたケガの様子を踏まえると、ラブの欠場がたった2試合にとどまったのは幸運だった。復帰戦の序盤はパッカーズ全体にとって最悪な展開となり、パスやフィールドゴール、タックル、カバレッジのアサインメントなど、さまざまな部分でミスが相次いだほか、複数のペナルティも科されている。そうした状況を考慮すれば、ラブが調子を取り戻す中で試合を盛り返せたことは、今後のパッカーズにとって良い兆候だと言えよう。
パッカーズはこの5シーズンで4回プレーオフに進出している。2023年シーズンは2勝2敗でスタートした後に2勝5敗となったが、最終的には9勝8敗を収めてプレーオフに進出。ディビジョナルラウンドまで勝ち進んだものの、そこでサンフランシスコ・49ersに敗れた。