【NFL】膝のケガから復帰も、「確実にまだ問題が残っている」とパッカーズQBラブ
グリーンベイ・パッカーズのクオーターバック(QB)ジョーダン・ラブは復帰戦で大量のタッチダウンを決めた一方で、数多くのインターセプトを喫し、そして、惜しくも逆転勝利を果たすことができなかった。
現地9月29日(日)、ランボー・フィールドで行われた地区ライバルのミネソタ・バイキングスとの対戦で、前半に28対0ものリードを許したパッカーズは、そのあと追い上げを見せるも、31対29で惜敗。MCL(内側側副靭帯/ないそくそくふくじんたい)を捻挫して2試合を欠場していたラブは、今回の試合で復帰を果たした。試合後、ラブは膝のケガに起因する問題がまだ残っていると明かしている。
『ESPN』によると、ラブは「どんどん良くなっていくことを願っているけど、今の時点では確実にまだ問題が残っている」と語ったという。
「フットボールではよくあることだ。俺たちはフィジカルなスポーツをしているから、ケガはつきものだし、そういう問題を乗り越えていかないといけない」
ラブの精度は試合を通して波があり、普段なら成功させるはずのパスを何度か失敗していた。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によると、試合の前半では、10エアヤード未満のパスを12回中9回成功させ、獲得ヤードは59ヤード(アテンプト平均4.9ヤード)にとどまっていたが、後半では生産性を高め、10エアヤード未満のパスを16回中14回成功させて117ヤード(アテンプト平均7.3ヤード)、タッチダウン2回を記録したとのこと。また、ラブは10エアヤード以上のパスを23回中8回成功させ、そのうち3回でインターセプトを喫している。
ラブはキャリアハイとなる54回のパスを投げ、そのうち32回を成功させて389ヤード、タッチダウン4回、インターセプト3回を記録した。
試合の流れはマット・ラフルアーHC(ヘッドコーチ)のオフェンスがリズムに乗る余裕を与えなかった。パッカーズは序盤4回のドライブを、フィールドゴール失敗、インターセプト、フィールドゴール失敗、インターセプトで終えている。その結果、バイキングスに28対0と大きく引き離されたパッカーズは、急いで追い上げなければならなくなった。